すい臓がんの治療方法の基本となるものは手術です。完治を目指す上では、直接的に腫瘍を切除できる手術がもっとも重要な役割を果たすことになります。しかしながら、発見が遅れがちなため、7,8割の方は発見時に手術の対象外となってしまいます。
そのため、すい臓がんの治療として放射線療法や化学療法を用いることになります。放射線療法とは、放射線を照射することによって癌細胞を攻撃するものであり、化学療法は抗がん剤を用いるものです。
従来は入院が必要だった放射線療法も、通院によって受けることが可能となり、すい臓がんの治療として、患者さんも受けやすくなっています。通常、放射線療法は対外から放射線を照射するのですが、手術で開腹して直接放射線を照射する術中照射を用いることもあります。現状としては、体外から照射する場合と、術中照射でどの程度の効果の違いがあるかは明確になっていません。
放射線療法をすい臓がん治療に用いる場合には、副作用として炎症や潰瘍出血が起きる場合があります。これは、正常組織にも放射線が照射されるために起きてしまうことです。ただし、術中照射の場合には、直接腫瘍の部位に照射できるため、正常組織への副作用は少ないとされています。
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