すい臓がんで腹水が見つかることがありますが、これはすでに症状が悪化している場合に多く見られるものです。特に膵体部や尾部の場合には、他の症状がでなく、腹水のみが見られるようなケースもあります。
したがって、すい臓がんで腹水が現われるという状況は、危機感を持って迎えなくてはいけません。腹水がある場合には、腹膜播種であることも疑われます。腹部の超音波検査やCT検査、MRI検査などですい臓がんや腹水が見つかることもありますが、今後の対応について、専門医とよく相談しておくことが重要です。
腹膜播種の場合には、すでに余命が限られていることもありますので、完治を目指すことができるのか、それとも余命の延長やQOL(生活の質)の向上のために治療を行うのかといったことについても検討することが必要になります。
できることなら、腹水がたまる前に治療を行っておきたいものですが、なかなか初期症状で見つけられないという性質からすると、そううまくもいかないものです。現状を受け入れた上で、今できる最善の策を講じるしかありません。戸惑ったまま手を打たなければ、ますます症状が末期に向かってしまいます。
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